2010年04月27日

人間一生糞袋


「日出でて興き、日入りて臥す。
飢ゑては喰らひ、渇して飲む。民の心にわたくしなし。」
 (上田秋成『春雨物語』より)


テレビをつけると「ホルモンヌ」だの「B級グルメ」だの・・・と、食べ物の番組ばかりです。

「人間一生糞袋」と申しますが、やれ「不況だ」「デフレだ」と騒いだところで、金が無ければ無いなりの飽食を追い求める人間様。

顔で笑って心で泣いて、ハラワタ煮えくり返ったり、断ち切れそうな(断腸)思いだったり、この糞袋はのたうちまわる人間様の第二の脳味噌みたいですね。

ちなみに「断腸の思い」という語の語源を調べたら、

だん‐ちょう〔‐チヤウ〕【断腸】

はらわたを断ち切ること。はらわたがちぎれるほど、悲しくつらいこと。「―の思い」

中国、晋の武将、桓温が三峡を旅したとき、従者が捕らえた子猿を追って母猿が百里あまり岸伝いについてきて、やっと船に飛び移り、そのまま息絶えた。その腹をさくと腸はみなずたずたに断ち切れていたという「世説新語」黜免(ちゅつめん)の故事による。


・・・などという由来があるそうです。

日本でも江戸時代のはじめ頃までの切腹には介錯が付かなかったそうで、戦場で自らの内臓を引きずり出してそれを敵に見せつけながら絶命するという壮絶な切腹作法があったそうですが、見せられた方は、まあ、まず間違いなくトラウマになりますよね・・・。

でも、命のやりとり、命の重さ・・・そういうものは今よりも身近に感じられることだったのかも知れませんね。

平成日本では失敗しても命までとられることは少なくなりましたが、ええ大人からしてどいつもこいつも小理屈と保身に走り、腹切ってまでケジメをとる気概のある侍もおらず、「B級グルメ」のようにやっすい幸福をせっせせっせと糞袋に詰め込むばかりの毎日です。

「わたくし」は「わたくし」を知る「わたくし」でありたいと思います。

posted by niy ★ at 01:52| BLOG ★ | 更新情報をチェックする

2010年04月20日

皇帝


100420.JPG


「ダッシュ1号・皇帝(エンペラー)」 を作りました。

posted by niy ★ at 01:30| BLOG ★ | 更新情報をチェックする