2013年03月20日

カリスマはいらない


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THE CLASH / 『The Rise and Fall of The Clash』




ジョー・ストラマーが(生きてたら)還暦らしいのです。


『The Rise and Fall of The Clash』 観ました。

アメリカでの成功というバンドの絶頂期に、ドラマー:トッパー・ヒードンの脱退、楽曲面でのキーマンであるギタリスト:ミック・ジョーンズの解雇を経て、新メンバーを迎え5人体制となるも、敢え無く解散・・・というTHE CLASHの晩年を追った作品。


この作品では、ジョー・ストラマーを変に神格化するのではなく、感情が先走って矛盾した発言や行動を繰り返したり、バンドを存続させるためになりふり構わず右往左往する、迷えるひとりの人間としての姿を描きだしている。

ジョーの魅力は、良くも悪くも人間くさいところだと思う。

人間だから嘘もつくし、失敗もする。

だから信用できる。


なにより最後の3年間、新メンバーとして加入した、ニック・シェパード(ギター)、ヴィンス・ホワイト(ギター)、ピート・ハワード(ドラムス)の3人へのインタビューが良かった。

この3人はクラッシュのファンにとって、今も(多分当時も) 「クラッシュをダメにした身の程知らずの若造」 的な認識だと思う。(少なくとも僕はこの作品を観るまでそうでした)

でも、今、改めて彼らのインタビューを見聞きすると、ジョーがクラッシュ解散の後、長い間再起できなかったように、彼らも彼らなりにTHE CLASHという重圧に苦しんでいたんだな・・・ということが解る。

打算や憧憬で行動した彼らもまた人間だ。


こういう過去を検証するタイプのドキュメンタリーは、ほとんどが元メンバーや著名人の美辞麗句でお茶を濁すというのがお決まりのパターンですが、オフィシャルな発表や関係者の一方的な見解だけではなく、彼らのような日の当たらない、歴史の波間に呑まれた人々のインタビューを見聞きすると、結果としてバンドに関わった人の数だけ様々な見解があるんだろうな・・・と、改めて思った。


途上期の外に向けられていたラディカルなエネルギーのベクトルが頂点を迎える時、内紛を生み、そしてボロボロになって崩れ落ちていく・・・。

そもそも、僕の中で、THE CLASHというバンドは新選組と同列に語るべき清い存在なのですが、この作品を観て、改めてその認識を確かなものにしました。

この作品で描かれているクラッシュの姿は、新選組でいうところの、鳥羽伏見の戦いに敗れ、北へ北へと落ちのび、最後、函館・五稜郭で土方歳三が斃れるところまで描いたものだと思います。

そう思うと、新選組も実に人間くさい集団だったんじゃないのかなぁ・・・などと、思ったり、思わなかったり。




The Clash / (White Man) In Hammersmiths Palais 【Busking Tour 1985】
http://www.youtube.com/watch?v=sbwmMx1Hnoc

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2013年03月09日

ポンコツ・バイブレーション



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春の陽気に誘われて、花粉と黄砂とPM2.5を浴びに鈴鹿峠。




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走っていると、ミラーが、




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こんなんなります・・・振動で。




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今は亡き「元祖国際秘宝館」の看板。(昭和遺産認定)



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