2017年10月18日

バビロン・ニッポン


機会があったので、ある政党の候補者の選挙演説を聞きに行った。

その印象を、私の稚拙な筆で記すなら、

教育費のことを考えると子供を産めません → それならば国が教育費を補助します → だから税金上げます。

ミサイルが飛んできて不安です → 防衛に力を入れます → だから憲法を改正します。

過労死します → 法律で抑制します → 会社はもっと効率上げたいです → 過労死します → 以下、ループ・・・。


何か、先のことなんて関係のないような、このドン詰まりの現状だけ、なんとか恰好だけでも乗り切ったらいい・・・、みたいなネガティブな印象をうけました。

「個人消費が低迷している」と言うけど、これだけモノに溢れ、格差が生じた世の中で、先ず、なによりも人間が心身ともに健康で、夢や希望を持てる社会じゃないと、消費なんて伸びないんじゃないでしょうか。

金持ちとその他大勢みたいな構図。人間は、ただの頭数じゃないし、数字で書いた労働力じゃない。

夢物語かも知れないけれど、教育費が掛かるのならば、教育費を掛けなければいけない社会の仕組みを変えることは出来ないのでしょうか。

目の前の危機を煽りたてるだけじゃなく、争いを争いでしか解決できない仕組みを、どうにかすることを考えることは出来ないのでしょうか。

エネルギーを使わないと儲からないのだったら、時間は掛かっても、儲からなくても幸せに暮らせる仕組み作りに取り組むことを考えられないのでしょうか。

100万年経っても危険なものを使い放題使って、そのカスだけを地中深くに溜め込んで、100万年先の人々に、その処分の判断を委ねるなんて、あまりにもムシが良過ぎる話じゃないだろうか。そんな決め事を決めた人は100万年先に誰も生きていないし、一体でんきといのちとどっちが大事なんだろうと思う。


戦争や侵略に伴う無差別殺戮、大量虐殺、民族浄化の記録を見聞きすると、本当に恐ろしくなる。

国のため、家族のため、命令だった、仕方なかった・・・理由は様々あっても、我も人なら彼も人、人と人が殺し合ったり、また弱い者が一方的に理由もなく蹂躙される。

状況や環境によって、善にも悪にもなるのが人間の正体だと思う。

自分だけは大丈夫なんて、そんなものはあてにはならない。

だったら、そんな恐ろしい場所には身を置きたくないし、そんな恐ろしいことが起こるような可能性を少しでも減らしたいし、そんな恐ろしいことが起らないように注意して見ていたい。


私は愚図で愚鈍で無粋な人間なので、

年をとって、はじめて年をとることがわかったし、親になって、はじめて親の気持ちがわかった。

無意識、無関心で、ものを考えない人間になることがなによりも怖い。

自分の人生は誰も変わってくれない。

そんなことを、ここバビロン・ニッポンで思う。



プレ"いのちの祭り '90 in 大山" @ 福生1990年7月19日(山口冨士夫・伊藤耕)
https://www.youtube.com/watch?v=Q8tS8IwzLAc


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2017年10月10日

生きることの話



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今から44年前、ここで行われた『ライブ』の中でチャ―坊さんは、


オレの話を聞いて欲しい
生きることの話で
やること すること 裏にでて
今 溜め息ついたとき

あー 野郎たち
たち たち 野郎たちよ

あきらめたいぜ 世の中なんて
やるぜ やるぜ やるぜ やるぜ

「鼻からちょうちん」



と歌った。(歌詞はそのつど結構変わる)


このスピード感、僅かながらの知識と直感だけを頼りに生きる感覚。

その時々を真剣に生きた人には解るんじゃないでしょうか。

残念ながら、私には、もうそんな生き方は出来ない。

そして、それを懐かしみ縋る気もない。

今は今で忙しい。

それでいい。


自分以外の他者を、理解出来るか出来ないかは、結局生きているスピード感じゃないだろうか。

スピード感の合う人は合うし、そうじゃない人は合わない。

特に若い時は。

人間なんて勝手なもので、渦中に生きている時は、そうじゃない人たちが鈍臭くて仕方ないけど、一度そこを離れると、また違う視点を持つ。

人は老いる。そして必ず死ぬ。

何が正しくて何が間違っている、などという偏狭な料簡を超えて生きたい。

それが私にとっての「生きることの話」。


コンチネンタル・キッズ / 京大西部講堂ライブ(1989)
https://www.youtube.com/watch?v=-30PfGh0rdI


そんな19歳の頃のテーマソング。


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2017年09月19日

幻覚的轟音



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裸のラリーズ / 夜、暗殺者の夜
https://www.youtube.com/watch?v=fWNJJ7ElzYw



近くの極々普通の中古店に、

裸のラリーズが20枚以上も売っているという狂気。

多分、ボックス・セットをバラしたものだが、

この近辺では、ありえない品揃え。

しかし、近くに住む誰かが放出したのかと思うと、

どこのどなたか存じませんが、仄かな親近感。

とりあえず冨士夫さん在籍時のものを保護。


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2017年09月16日

喜びも怒りも哀しみも楽しさも全部糧



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今月一杯で我が町の体育館が閉鎖となる。

昔、お相撲やプロレスなんかを観に行った。

久し振りに入ったけど、築50年の老朽化はやむをえないのでしょうか。

“あの” 前田 VS アンドレ戦が行われた場所として一部で有名です。

新●本プロなんかは、明らかに地方大会で力抜いてたけど、

旗揚げしたばかりの頃のFMWは、手抜きなしで一生懸命やっていた。

そういう気持ちは、いつまでも大事にしたい。



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BO GUMBOS with 山口冨士夫 / I'M A MAN
https://www.youtube.com/watch?v=xTZwBNUjNFk


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2017年09月14日

馬鹿はとなりの火事より怖い



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端は、ふとした善意が、

褒められたからって得意になり、

いつの間にやら義務にして、

そのうち正義を振りかざす。

残念ながら、そんやつばかり。


談志師匠のマクラ集を読んでいて、

ふとブルーハーツの『パンクロック』を思い出した。

「吐き気がするし、みんな嫌いだけど、〇〇が好きだ」

と言わざるをえない心境。

〇〇は何でもいい。

みんなに褒められたいけど、みんな嫌いだ・・・という二律背反。

“こじらせ者”が抱える世間との違和感。


談志師匠は“こじらせ者たちの拠り所”だ。

近くにいたら、正直、面倒くさい人だと思う。

落語を、ただの話芸ではなく、哲学や思想としてとらえ、

「伝統を現代に」、落語の原点を洗い直し、現代に照らし合わせる。

現状への危機感を微塵も抱かない慣習の世界に、噛みつき、挑発する。

本来ラディカルな芸能であった落語の精神を「もう一度取り戻す」運動。

「芸能に思想を持ち込むな」と言う人もいるけど、

談志師匠は、落語に救われ、落語で認められ、落語を拠り所にして生きた。

それを聞いて救われる“こじらせ者”が一人でもいる限り、

談志師匠の精神は永遠に受け継がれるのだろう。

少なくとも僕はそうだ。



Dead Boys / Sonic reducer
https://www.youtube.com/watch?v=30bv915bDtY


posted by niy ★ at 12:41| BLOG ★ | 更新情報をチェックする